脂肪 の説明
☆基礎 ☆皮下脂肪と内蔵脂肪 ☆二種類の脂肪細胞 ☆脂肪の役割は? ☆脂肪が燃える仕組みは?
■基礎 脂肪はエネルギー源であり、細胞膜や血液の成分となります。 取りすぎると、血圧が上がります。 不足すると: ・脳出血 ・血管や細胞膜の劣化 含まれる食品は: ・牛や豚の脂身 ・鶏皮 ・フォアグラ ・生クリーム ・ポテトチップス ・クロワッサン ポテトチップ等からは取らないで、良質な脂肪を取りましょう。
■皮下脂肪と内蔵脂肪の特徴 体脂肪はつく部位によって、皮下脂肪と内蔵脂肪の二種類にわけられます。 皮下脂肪は、皮膚のすぐ下にあり、指でつまめます。この脂肪は女性に多く、特に、若い女性が太っている場合は、ほとんどが皮下脂肪によるものです。 反対に男性に多いのが内蔵脂肪。 内蔵脂肪は、読んで字のごとく、内蔵周辺や内蔵と内蔵の間に貯まる脂肪のこと。 これが多く貯まると、糖尿病など生活習慣病の原因にもなります。 ただし、皮下脂肪に比べると落ちやすいのが特徴です。
■二種類の脂肪細胞 ◎褐色脂肪細胞 脂肪の蓄積量は少なく、体温保持のための熱源になります。 白色脂肪細胞が全身にあるのに対し、首、わきの下、肩甲骨周辺など特定の部位に、ごく少量しかないのが褐色脂肪細胞です。 ひとつの細胞に小さな油滴が多数存在しますが、油滴は大きくならず、たくさんの脂肪を蓄えることはできません。 低体温予防の熱源と食べ過ぎた余分なエネルギーを体外に発散する役割を果たします。 ◎白色脂肪細胞 太って脂肪がたまるのはこちらの細胞です。 細胞の種類によっても体脂肪は2つに分類できます。 そのひとつが白色脂肪細胞で、皮下も内蔵もほとんどがこちら。 特徴は、ひとつの細胞内に大きな油滴が1個あり、油滴は大きくふくらむことができるため、大量の脂肪が蓄積可能なことです。 太って脂肪が貯まるのは、この白色脂肪細胞なのです。 ■脂肪燃焼 体内の脂肪を分解する脂肪分解酵素がリパーゼです。 運動が20分程度継続すると、体脂肪内にある酵素、脂肪分解酵素リパーゼの働きにより、体脂肪が遊離脂肪酸とグリセリンに分解され、これが血液によって筋肉に運ばれエネルギーとして消費されます。 体脂肪燃焼にはリパーゼの活性化が重要な鍵となり、リパーゼを活性化すれば早く体脂肪も分解され、体脂肪がどんどんエネルギーとして使われると言うことです。 リパーゼの活性を早める方法としては、唐辛子の辛味成分となるカプサイシンやリジン、プロリン、アラニン、アルギニンといった脂肪燃焼系のアミノ酸の摂取が効果的で、体温上昇によってもリパーゼは活性化するので入浴やマッサージ、運動も脂肪燃焼に役立ちダイエットの強い味方といわれています。