食べ過ぎで注意する事は?
●食べ過ぎたらすぐ太るの?
●食べ過ぎても即調節すればOK?
●食べ過ぎに注意したい栄養素は?
●食べ過ぎ後の調整時間は?
●食べすぎは週に何回まで許される?
●食べ過ぎたらすぐ太るわけではありません。
多くの人が食べ過ぎた後で後悔するのは、頭の中に「食べ過ぎ=太る」の図式が出来上がっているからです。
確かに、脂質や糖質が余れば、その分は体脂肪になります。けれど、今日食べ過ぎたからと言って、明日に太
っているわけではありません。
血中のブドウ糖や中性脂肪は細胞は細胞の中のエネルギー生産工場に運ばれて燃やされ、私たちが活動するためのエネルギーになります。
余った分が体脂肪になっているのは事実です。
けれど、その一方で、脂質は生活活動をしているだけでもエネルギーとして使われています。休む間もなく食べ続けていれば別ですが、普通は食べていないときもあり、そのときもエネルギーは必要です。
つまり、食べたものの余剰分が体脂肪になっては使われ、使われては新たに生まれ……を繰り返しているわけです。
太るのは、使われる体脂肪よりも新たに生まれる方が多いという状況が続いた時です。
ただ、そうなったとしても1日や2日で体重に反映することはありません。
つまり、食べ過ぎてもすぐに太るわけではないってことです。ちなみに、食べ過ぎの翌日の体重増加は、食べたもののカサや水分のせいです。
太った=体脂肪が増えた…わけではないのです。けれど食べ過ぎを毎日続けていったら太ります。
●食べ過ぎても即調節すればOKです。
食べ過ぎてもすぐに太るわけではないとしても、食べ過ぎ注意のものはあるでしょうか…。
肉や魚などに豊富なたんぱく質は、筋肉や皮膚などの材料として使われるため、食べ過ぎても太ることはな
いのです。とり過ぎると余った分が体脂肪になるのは、主に、糖質と脂質です。
とはいえ、太るのはカロリーオーバーが続いたときです。
糖質+脂質を1、2度食べ過ぎても続かなければ問題はないと言われています。
カロリーオーバーが長く続けば確実に太るし、元に戻すのにも時間がかかります。
例えば、食べ過ぎが1週間続いて太ったら、元に戻すのにも時間がかかります。
例えば、食べ過ぎが1週間続いて太ったら、元に戻すには1週間から10日間は必要です。でも、食べ過ぎた分のエネルギーをその都度、その都度、プラスマイナス0にするようにしておけば、太ることはまずありません。
食べ過ぎたら、即調節、が正解です。
週2回までなら食べ過ぎても許される!
ダイエットのためにも、食べ過ぎに注意したいけど、つい……。という人に朗報です。食べ過ぎはその頻度
が問題です。週に1、2回なら問題ありません。
私たちの体には、余計に食べたときにはそれだけエネルギーもたくさん使うという自動調節機能が備わっています。
連続して過食しない限り、本来なら、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスはプラスマイナス0になるようにできているのです。
●食べ過ぎに注意したい栄養素
[脂質+糖質]
天ぷらやフライなどの揚げ物や炒めものなど油をたっぷり使った料理はもちろん、バターや生クリームにも
脂質はいっぱいです。それらを使った料理やケーキにも要注意です。
糖質との相乗効果が、糖質、特に、砂糖やフルーツに含まれる果糖などの単糖類は、血糖値を急激に上げインスリンの分泌を促します。
これと一緒に脂質をとり過ぎるのは危険です。体脂肪の蓄積が進みます。
●食べ過ぎ後の調整は朝か夜か?
食べ過ぎ後の調整は、朝・昼・夜のどの食事がよいのでしょう。
それぞれの食事には意味があります。
朝食は・・・
睡眠中に低下した体の機能を目覚めさせ、1日の活動度を高めるものを取りましょう。
エネルギー源となる糖質、体温を上げるためのたんぱく質が不可欠です。
昼までおなかをもたせるために、適度な脂質も必要です。
昼食は午後の活動でそのエネルギーが消費し切れるメニューがおすすめです。
夕食では、就寝中に体の修繕が行われることを考え、たんぱく質をしっかりとりましょう。
つまり、朝は食事調節に向かないタイミングです。
脂質の調整なら昼に、糖質や脂質の調整は夜に行いましょう。